致知出版社のブログから紹介します。
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「明日こそは子どもを怒らない! 」
そう決めたはずなのに、
いざ子どもと向き合うとどんどんイライラ。

最初は優しく注意していたのに、ついにはドッカーン!
そしてまた、寝顔を見ながら後悔する……。

お子さまをお持ちの方なら、
一度は経験があるのではないでしょうか。

自身も三児の育児を経験し、日本アンガーマネジメント協会
認定叱り方トレーナーとして多くの母親を救ってきた
島田妙子さんは「怒ってしまうのは性格のせいではない」
と断言します。

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大人は自分の感情に責任を持とう
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自分が怒っているのは
「誰かのせい」だと思っていませんか?

「なんで私を怒らせるの?」
「なんでそんなにイラつかせるの?」

私はいつも「子どもたちのせいで自分が怒っている」
と思っていました。

そして、子どもたちにその言葉を浴びせてきました。

しかし、感情は誰のものでもなく自分だけのものなのです。

それを知らなかった私は、
自分が怒っていることを誰かのせいにしてきました。

しかし、私の怒りの原因は、
「こうする『べき』」という気持ちが
強かったことにあるように思います。

「べき」は自分の信じている、譲れないこだわりです。

とても大切なものではありますが、相手へ押しつけてしまうと、
この「べき」が目の前で裏切られた時に怒りを覚えてしまうのです。

我が家で言うと、「家に帰ってきたら、
すぐに手洗いうがいをする『べき』」
「子どもは夜八時には寝る『べき』」
「弁当箱はすぐに洗う『べき』」など……。

振り返ると、まだまだたくさん「べき」がありました。

それを守らないと、いちいち怒っては
「またお母さんを怒らせたね」なんて言っていました。

 アンガーマネジメントを実践していくと、
怒りの本当の原因がわかるようになり、
自分の感情を上手くコントロールできるようになってきます。

 そして、怒るのか、怒鳴るのか、それとも優しく伝えるのか、
すべて自分で決めることができるようになります。

こうして自分の感情に責任を取れるようになると
無駄な怒りから解放されるのです。
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最新刊『本当は怒りたくないお母さんのためのアンガーマネジメント』
では、怒りの要因を明らかにするとともに、6秒ルールや深呼吸など、
怒りのホルモン「アドレナリン」をやりすごすための10のトレーニングや、
怒るときの7つの注意点といった具体的な怒り方も紹介。

何度注意してもやめてくれない、
決めたルールを守らない、
口答えばかりで腹が立つ……。

日常の「イラッ」とくるシーンにいかに対処するかも、
漫画つきで解説されています。

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