大きくなる日
紹介文

子どもも親も、保育士も先生も、互いに誰かを育てている。 
親、保育士、先生等々、子供たちの成長に関わるすべての人に読んで欲しい感動作です。

平凡な日常の暮らしにも、大小の波風が起こり、穏やかな日々は乱される。
突然倒れた祖母の介護をめぐる問題。少年サッカーチーム、部活でのもめ事、
受験をめぐる母親同士のけん制……。
どれをとっても、当事者にとっては「一大事」のトラブルだ。
横山家でも、中学生になった弓子が家出をし、父は突然会社員を辞めて豆腐店に転職するなど、事件は起きる。
みんなそれぞれの思いを我慢していたり、爆発させたりしながら、苦しんでいる。
だが、その苦しみの中から本音をぶつけ合って、みんな人として「大きくなる」のだ。

【あらすじ】
四人家族の横山家の歩みを、周辺の人々の姿を交え描いた九つの連作短編。
ごく普通の四人家族ながら周囲から一目おかれている横山一家。
物語は、太二の保育園卒園式を描く「ぼくのなまえ」から第9話の太二の中学卒業まで、
横山一家と彼らの周囲の人々の「成長」を綴っていく。

詳細

  • 生徒 ★★★★        保護者★★★
  • 大きくなる日
  • 佐川光晴
  • 集英社文庫 ¥580+税  集英社(単行本)1620円

 

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