3月5日

神去なあなあ日常

紹介文

 林業っておもしろい!
2010年本屋大賞ノミネート作品です。

【あらすじ】

高校卒業式の後、俺の行き先は、担任の先生と母親に決められていた。
高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。
そこで勇気は林業の研修生として働くことになっていたのだ。
この神去村で、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
神去村には林業従事者が多く、百年単位の作業をしているので、あくせくしてもしようがないと思っているみたいだ。
 神去村の人たちはおっとりしている。彼らの口癖は「なあなあ」で、
「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われている。
俺の山の生活が始まった。……。

【感想】
 
ニートで暮らそうとしていた都会っ子の主人公が林業に取り組む周囲の人たちの感化・影響を受け、
たくましく成長していく過程はまさに素晴らしい青春小説です。
体力を使う仕事の厳しさや危険を描く一方、主人公が山の持つ不思議な魅力や神秘性、
自然の持つ壮大な魅力に目覚めるあたり林業の奥深さが少しはわかったような。

詳細

  • 生徒★★★    保護者★★★
  • 神去なあなあ日常
  • 三浦しをん
  • 徳間文庫 ¥619+税

 

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