日曜放送の南海放送ラジオ「明屋書店プレゼンツあなたの本棚」で、競歩元日本チャンピオンの忠政啓文さんがおすすめの本を紹介していました。彼の父は大学の哲学科出身で彼が若いころから考えさせるような一言を言っていたそうです。その忠政さんのお父さんが言うには、「若い人が読むべき本は『戦争』・『差別』・『病気』などを体験した人の本だ。」と言われたそうです。
 「若い人はこれから楽しいことは苦労しなくてもたくさん体験できる。でも、戦争や差別や重い病気などは、そんなに体験できるものではない。その困難な状況を少しでも理解し、そして疑似体験し、乗り越えることのできるのは書物からだ。」というのです。彼のお父さんの言うことに一理はあるな。と感じました。
 みなさんはどう思いますか。

 「本」には、1000年前に戻れるし、歴史上の人物にも乗り移れるし、世界中のいろいろな事を成し遂げた人の気持ちも理解できる。大変な苦しい状況の中でもあきらめずに立ち直った人も知ることもできる。
 空想上の物語を作ることも、動物や物がしゃべることもできるんです。未来に行くこともできるし、自分と同じことで悩んでいる人を見つけることもできます。 
 そして、どんな分野の人でもみんなから尊敬されて、愛されている人はみんな「本」をたくさん読んでいます。
 
 きっと、あなたが夢中になる「本」はどこかにある。

 だから、「本」を読もう。

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