行くぞロシナンテス
紹介文

 昨年7月に生徒対象講演会で今治明徳中学校と
矢田分校の生徒に講演していただいた川原尚行さんの
実践の記録です。
 川原さんは日本国内で医師として勤めていれば、それなりに
人並み以上の生活を送れたはずです。
 それなのになぜ、医療環境が悪いアフリカのスーダンで活動をするのか?
読んでみれば川原さんの思いが感じられます。

【Amazonブックレビューから】

スーダンで医療活動を行うNPO法人ロシナンテス代表川原尚行氏の活動の軌跡を追った一冊。
なぜ、彼は外務省の職を辞してスーダンでの医療活動の道を選んだのか。
なぜ、東日本大震災時に、いち早く現地に入り復興活動を行えたのか。
彼の目指す「究極の医療」とは何か―。
ずば抜けた行動力の原点にある志について書き下ろした、渾身の作品である

【経歴】
 1965年(昭和40年)福岡県北九州市に生まれる。
九州大学医学部卒業。高校、大学でラグビー部に所属、主将を務める。
1992年九州大学医学部第二外科入局、九州大学医学部附属病院、広島日赤原爆病院を経て、1997年九州大学医学部大学院修了。1998年外務省医務官としてタンザニアに赴任、英国、スーダンと異動し、2005年外務省辞職。
地元北九州に戻り、仲間を集め、ロシナンテスを立ち上げる。
同年、再びスーダンに渡り、医療活動を開始。
2006年国際NGOロシナンテスがスーダン政府に認証される。
以後、現在まで、スーダン、震災後の東北にて活動を継続中。

 目の前に困っている人がいた時、大抵の人は、自分に出来る範囲を自分で決めて応対します。
何も出来ないと判断しそのまま去る人もいれば、声をかけて自分に出来る範囲で援助をする人もいます。
川原さんの場合、自分に出来るかどうかというより、困っている人がいたら、とにかく行動を起こすのです。
我が身の事より、困っている人が笑顔になるよう、最善を尽くすんです。

川原先生はロシナンテスの活動を通してその「何か」に魅せられ、
困難に直面しても常に前進を続ける行動の人です。

この本を通して、国際協力や途上国と呼ばれる国々を身近に感じていただきたいと思います。
この分野に興味のある方、将来途上国をフィールドに
活動してみたいという方にはとても良い羅針盤となる書と言えます。

詳細

  • 生徒 ★★★★   保護者★★★
  • 行くぞ!ロシナンテス
  • 川原尚行
  • 山川出版社 ¥1800+税

 

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