『繁栄の法則』(北川八郎・著)から紹介します。
いまも阿蘇山中で陶芸家として生活する著者は、全国で経営塾を開催し、
事業繁栄の法と人の生きる道を説いています。
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「心(想い)は形をなす」

日本は過去の歴史上、災害が多かったせいで
多くの日本人は昔から不安がりで、心配性です。

私たち日本人はその心配ぐせを
幼い時から仕込まれています。

知らず知らずのうちに、つい心配で挨拶がわりに
「気をつけてね……」という口ぐせで
毎日悪しき未来を取り込むことをやっています。

典型的なのが「万が一に……」,
または「気をつけてね……」という二つの口ぐせです。

この心配ぐせを,「楽しんできてね」か
「いい時間でありますように」と
「楽しい未来」に変えていきましょう。

毎日のあいさつを「良き未来」を
口にする習慣にしてみると未来が変わってきます。

      *  *

 良き未来とは、完成した順調な学校や会社、家庭の未来のことで、
それを「ありがとう、感謝しています」と言って、
やがてやってくる未来にお礼を先に言ってみることです。

神社のお参りと同じです。
「願いごとはせず感謝のみを捧げる」のです。

これを習慣づけてみると良き未来がやってきます。

トラブルがいろいろあっても、そうするとだいたい
「ああ、よかった」という結果をもたらします。

確実に未来が良き方向に変化していきます。
良き未来を期待して受け取ることを習慣にしてごらんなさい。

「ホラね、やっぱり!」という良き未来を受け取り、
不安とイライラがある日消えていることに驚きます。

つまり,『すべて結果オーライ』の世界を体験することなのです。

自分が望んでいた着地点とは
少し違う地点に着地するかもしれませんが、

後にその着地点の方がよかったと
神の采配に感謝する日がくるでしょう。

      *  *
この神社の参拝と同じ「ありがとうの先取り」は
とてもうまくいく方法です。

いろいろな駅のトイレに貼ってある
「きれいにお使いくださりありがとうございます」と同じです。

学校や会社、家庭の未来も、完成した良き未来を先取りして、
その気になって「ありがとう」を実行するのです。

「ホラね、やっぱり、結果オーライ、感謝、感謝」
「ホラ、やっぱりいただいた」を口ぐせにするのです。
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「大丈夫、なんとかなる」
そんな気持ちでやってみませんか。

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