ヒダカズのココロの授業・比田井和孝・美恵ブログから紹介します。
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 「新聞紙を何回折りたためば、富士山の高さになるか?」

どうですか?

 新聞紙ですからね。
それが富士山の高さになるってよっぽどですよね。

 私のイメージは「100回ぐらい・・・」でした。
一応ですね、私、こう見えても一応、理系なんです。
なので、この100回っていい線いっていると思ったんです。

ところが・・・
なんと、たったの25回です。
新聞紙をたった25回折りたたむと富士山の高さになっちゃうんですって!

つまり、こういうことです。
新聞紙の厚さを0.1ミリとします。
1回折ると、0.2ミリですよね。
これが2回で0.4ミリです。

先ほども言ったように 私、理系ですから、10回折ると1024倍になることぐらい知ってます。
それでも、102.4ミリですよ。つまり10.24センチです。
12回折ると、409.6ミリ、つまり、40.96センチ。

約41センチですよ。
12回って、25回の約半分ですよ。
半分まで折って41センチにしかならないのに、あと、13回折ったらホントに富士山の3,776 メートルと思えます?

でも、なっちゃうんです。

この後、17回目で10メートルを超え、20回目で100メートルを超え、
そして、25回目では3355443.2ミリ。
つまり、3千3百55メートル443.2ミリとなり、ほとんど富士山と同じ高さになり、
あと1回折れば、6千メートルを超えるんです。

これ、どうですか?
私は驚いたんです。
そりゃぁ、計算すれば確かにそうなるんです。

でも、たった25回で新聞紙が富士山の高さになるんです。

で・・・、ここで終わったらだだの雑学を知っただけです。
このお話から何を学ぶかです。
ある本にはこう書いてありました。
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この折った回数ごとの新聞紙の厚さをグラフにして、その点を線で結べば、
緩やかなカーブを描いて、ある地点から急上昇するグラフになる。
この曲線には「成功曲線」という名前がついている。

 成功するまでの時間と成果をグラフにすると何事も決まってこの形になるという。

 勉強における勉強時間とテストの成績。
サッカーや野球の練習時間とチームの勝率。
セールスマンの訪問した回数と契約率。

なぜ、多くの人は挑戦しても諦めてしまうのか。

それはこの法則を知らないからだ。

 時間軸で考えれば、目標を達成するまで半分まできているのに、
成果だけを見たら、3千メートルに対してわずか40センチ。

 千倍してもまだ足りない。
そりゃぁ、心が折れてしまう。
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何かに行き詰っている人。
頑張っているのに、なかなか、成果が出ない人。

せっかく続けたことをもう少しだけ頑張ってください。
もう少しで景色が変わります。
ガラッとは変わらないかもしれません。
でも、確実に変わっていきます。

もう少しの辛抱です。

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