コンビニのおにぎりと違って、家族が作ってくれた「おにぎり」はなぜおいしいんでしょうか。
「子どもを大切に育てる」様を「手塩にかける」と表現しますね。
お母さんやおばあちゃんが手のひらにお塩をつけて握ってくれた「おにぎり」は、本当に美味しいですね。

実は、お母さんの手のひらには発酵菌が宿っていて、
お母さんの分身としての微生物が塩と一体となって、
おにぎりを格別の発酵状態にもっていってくれるのだそうです。(諸説ありますが。)

てのひらのことを掌(たなごころ)と言うように、手のひらには、
愛に満ちあふれた心が宿っているという実感を誰もが持っているといってよいでしょう。
その「おにぎり」をいただく人の感謝の心とお母さんの心が共鳴すると、ますます美味しさがつのるのです。

また、「おにぎり」のことを「御結び(おむすび)」ともいいますが、
心と心を結んでくれる働きを表現していて、日本語の奥深さも感じられます。

家族の「おにぎり」はじっくりと味わって食べましょう。
その味を忘れずに、今度はあなたが、誰かに作ってあげる番ですよ。

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