日本講演新聞編集長の水谷もりひとさんのブログから紹介します。
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じたばたしない

 宇宙は138億年の歴史をもっているそうです。
 地球は46億年です。

 地球の歴史を「人間の人生」にたとえてみると、「地球」という人が歩んできた46億年の道のりは、
 間違いなく、もっと大きな宇宙の流れの中にありました。

 地球がどんなに己の道を歩んでいきたいと願っても、たとえば、
よその星にはない生命あふれる星にしたいと願いました。

それは叶いました。 

しかし、その「地球」という人は、1ミリたりとも、もっと大きな宇宙の流れ、
すなわち宇宙が定めた掟(おきて)やルールや法則の中で やったことにすぎません。

  太陽に対して反時計回りに公転し、自らも反時計回りに自転する。
この大きな流れに逆らうことなく、地球もその流れに身をゆだねてきたのです。

 私たちはよく「明日は遠足だから雨が降らないでほしい」と願います。
 運動が苦手な子は「明日は運動会だから雨が降ってほしい」と願います。
こうしたずうずうしい要求は個人的な好みで願っています。

そうした願いをしようとも、せずとも、晴れるときは晴れるし、雨の日は雨が降るのです。

 人生の流れも同様で、自分の思い通りに展開していくのではなく、もっと大きい流れがあるのです。

  人は、目の前の現実が自分の思い通りになれば幸せだと思っているので、
目の前の現実を絶えずコントロールしようとします。

だけど、そんなことを考え、思い通りにならない現実の前にもだえ苦しむより
 もっと大きな流れに身をゆだねることです。

もっと大きな流れは、我々の意志の力や自由の力より
我々が幸せになる流れを知っているからです。

 夢を捨てろというのではありません。
 夢の実現に努力する必要はないと言っているのでもありません。

たとえば、がんになった。
 多くの人が一生懸命生きようと努力します。
たくさんのお金を使って、病気を克服すべくあらゆる努力を惜しみません。

そして治る人は治ります。
 治らない人は亡くなります。

この結果だけは大きな流れに誰も逆らうことはできません。
きっと神様も言うでしょう。
「私もどうすることもできないのだ」と。

その大きな流れは
出会うべく人に出会わせてくれるし、
 今やるべきことを教えてくれるし、
 行くべきところを見せてくれるのです。

 何もじたばたすることはないのです。
 自分ができることは自分ができることに対して最大限の努力をすることです。

  自分がコントロールできない領域に関してはじたばたすることはないのです。
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自分の思い通りにしようとするのがいけないんですね。

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