松下政経塾元塾長、上甲晃さんの『人生の合言葉』から紹介します。
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 世の中、手取り足取り、至れり尽くせりがもてはやされる。
それに対して私が主催している私塾「青年塾」の経営方針は、
世の中に逆行して、不便、不自由、不親切を誇り高く掲げている。
 ホテルや旅館のサービスなら、至れり尽くせりも一つの売り物だ。
 しかし、人を育てるうえで、至れり尽くせりは、人を軟弱にするだけだ。
 これを世に、“過保護”という。まさに人をダメにする近道である。
 “不便、不自由、不親切”とは「何も与えません。すべて自分で考え、
自分で苦労し、苦労しながら何かをつかんでください。」といった、本当の親心である。
 人は苦労しなければ、本当に大事なことは身につかない。
苦労させるには、与えないことだ。
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子どもをたくましく育てるには「不便、不自由、不親切」ですね。

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