みやざき中央新聞1月22日号に三遊亭歌之助さんの話が掲載されていました。
 感動しましたので紹介します。
 ————————————————-
 岩手県にある「東日本ハウス(現日本ハウスHD)」と言う会社の話です。
 ある日、一人の社員が出勤時に事故で亡くなってしまいました。
 その場合、会社は保険の範囲内でできる限りのことをしてあげますよね。それで十分です。
 でも、当時の社長・中村功さんは違いました。
 「こんなことになって残された奥さんが気の毒だ。子どももまだ小さい。若い奥さんがこれから先、路頭に迷わないだろうか。」
 そう考えた中村社長は、社員には一切口外せず、月末になると自ら銀行に行って、亡くなった社員の口座に給料を払い続けました。何ヶ月も何年も。
 数年後、その奥さんがご主人の同僚とばったり会いました。奥さんはその方の顔を見るなり、「ありがとうございます。皆さんのおかげです。」と泣き出しました。
 同僚の方はどうして奥さんが泣くのか分からず、理由を尋ねました。奥さんは言いました。「いまだに会社から給料が振り込まれてくるんです。」と。同僚の方はびっくりしました。
 その話はやがて社内に広がり、全国の支店にも広がっていきました。話を聞いた社員たちは社長がどれほど社員を思っているかを知って感動し、仕事に精を出していきました。
 そして、東日本ハウスは1996年、年商が1400億円を越えたのです。
——————————————-
 こんな素晴らしい会社がどんどん成長するのは納得です。
 このような人や会社・組織がどんどん増えるといいですね。

校内連絡