名言セラピー(ひすいこたろう著)から紹介します。
この話は元のタイトルは『夫に家事を頼む方法』でした。
ちょっと過激なタイトルだったので「コトバの力」には
似合わないかなということで柔らかくしました。(笑)
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心理療法家の矢野惣一さんから家事や育児に協力してくれない夫に
上手にお願いする方法を教えてもらいました。

「私だって働いているんだから、あなたも少しは家事を手伝ってよ!」
と頼んでも3日もすると、夫は約束を守らなくなりますよね。

「こんな簡単なこともできないの!?
ちゃんとやるって約束したじゃない!」
妻は怒ります。

どうして、
夫はこんな簡単なこともやらないでしょう?

めんどくさいから?
やる気がないから?
妻のことを愛していないから?

いえいえ、どれも違います。

夫がやらない理由。それは‥‥
妻が決めたことだから。

なんだそうです。
ルールを決めたり、指図する方が支配者で、従う方が奴隷、
そんな思いが無意識のうちにできあがっている家庭。
このような夫婦は権力争いをしているのだそう。

この場合は、妻の要求を叶えるためのルールなので、
夫にとっては、妻がルールの決定者であり、
自分が支配されていると感じてしまったのです。

では、矢野先生、この場合、どう言えばいいのでしょう?

「この頃、仕事が忙しいし、それに子どもたちの学校のこともあって大変なの。
お願い。少しでいいから、何か手伝って」

そうです。相手に助けを求めるのです。

「そうか。全然気づかなかった。すまなかった。
洗濯くらいならできそうだ。
それと、お風呂の掃除とお湯はりもできるかな。」

「2つもやってくれるの?ありがとう!助かるわ」
こうすれば、ルールの決定者は夫になります。

人は自分で決めたルールは守ります。

しかも、家事を手伝ってほしいという
妻の要求もかなえられます。

コミュニケーションに支配者も奴隷もありません。
困ったときは、相手に助けを求めてもいいのです。
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これは、子どもさんにも通用すると思います。
自分で決めて自分でやる気になるいい方法だと思います。
ぜひ試してみてください。
ただし、子どもさんがこの文を読んでしまっていたら・・・。

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