今治明徳中学校の校歌を作詞してくださったおなじみ喜多川泰さんのブログから紹介します。(と言ってもかなり前のブログですが。)
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『人間を動かす源になるものは大きく分けて二つある。
一つは「不安」や「恐怖」。
受験生の多くは「将来の不安」や「やらなければ怒られる」という恐怖が原動力となり勉強を始める。
これは人間特有のものではなく、動物全般に備わっているものだからきわめて動物的である。
だから、どうしようもなく必要になったときには、その個の最大限の力を発揮することもあるが、
それが不発に終わることも多く、逆に必要に迫られない限り行動を起こせない。

もう一つは「理想」や「憧れ」。
一部の受験生は「こうなりたい」という理想や、「あの人のようになりたい」という憧れが原動力となり勉強を始める。
これは人間特有の感情だから、きわめて人間的動機だといえる。
行動の動機が「理想」や「憧れ」であれば継続力を生み、習慣化され、その人の人生そのものを変える力を持つ。
「不安」や「恐怖」はノルアドレナリンを、「理想」や「憧れ」はドーパミンを脳内に生み出す。

どちらも生きていく上で不足してはいけないし、
過剰に生み出してはいけないもの。
「不安」や「恐怖」にだけ動かされず、「理想」や「憧れ」を原動力に行動を起こすことも、受験期の子どもたちに経験してもらいたい。
そのためには、「憧れるにたる未来」を僕たち大人が語り、つくろうとする必要がある。』
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まずは、大人が未来に希望を抱いて、ワクワクして行動したいですね。
(そうしているつもりなんですが、うちの子供には伝わっていません。笑。)

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