月刊誌「致知」2022年1月号(対談後藤俊彦氏・山谷えり子氏)から紹介します。
日本という国の根っこに気づかされます。
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美智子上皇后陛下が平成十年に開催された国際児童図書評議会のビデオによる基調講演で、
疎開していた頃にお父様がよく神話や昔話の本を持ってきてくださった思い出をこう語られています。

「私は、自分が子どもであったためか、民族の子供時代のような太古の物語を、
大変面白く読みました。今思うのですが、一国の神話や伝説は、
正確な史実ではないかもしれませんが、不思議とその民族を象徴します。
これに民話の世界を加えると、それぞれの国や地域の人々が、
どのような自然観や死生観を持っていたか、何を尊び、何を恐れたか等が、
うっすらとですが感じられます。
父がくれた神話伝説の本は、私に、個々の家族以外にも、民族の共通の祖先が
あることを教えたという意味で、私に一つの根っこのようなものを与えてくれました。」
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日本人は、東日本大震災の時なども力を合わせて、復興に努力しました。
その際のエピソードは海外でもたくさん称賛されるほどです。
その、日本人の元となる考え方はやはり、日本の神話になるような気がします。
皆さんも一度、古事記などを読んでみませんか。

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