志賀内泰弘さんの『日刊いい話のメルマガ』ほろほろ通信から紹介します。
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昨年の12月13日の午前2時ごろのこと。
名古屋市千種区の小林和子さん(64)の携帯電話にメールが届いた。
息子さんからだ。

「今日、父親になったよ。
これまで苦労ばかりかけたばか息子だったけど、やっと一つ親孝行ができたよ。
おれを生んでくれたお父さん、お母さんに感謝しています。
これからもよろしく!」

それまでのさまざまな苦労がよみがえり涙が止まらなくなった。
うれしくてたまらなくなり、姉や友だちに転送して息子自慢をしてしまった。

翌日、病院に飛んでいった。メールの内容がどれほどうれしかったかを息子さんに話すと、
「なかなかうまくいったなあ」とその場に一緒にいたお嫁さんの母親と顔を見合わせながらにやにやして言う。
どうやら息子さんは、義母に「こんなメールを送ったらお母さんはきっと喜んでくれるわよ」とアドバイスされたのだと思われた。
よけいにうれしくなった。

さてそんな折、地下鉄自由ヶ丘駅の階段でこんなパネルが目に留まった。
ケーキの写真を背景にこんな詩が書かれてあった。

今日はあなたの誕生日
あなたはわたしの手をにぎり
「産んでくれてありがとう」
と微笑んだ
こんなにうれしいことはない
今世界中の誰よりも
幸せです
わたしを
産んでくれた母にも
同じ言葉を送ろう

あまりのタイミングの良さに驚き、メモしてしまった。
小林さんは言う。
「孫が生まれてから心が変わった気がします。
世の中の人みんなが幸せになるといいなあと、素直に思えるようになりました。
この詩のように私も母親に感謝します」
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あなたの誕生日にはたくさんの『奇跡』が積み重なっているのです。

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