雲南元気学校の「ココロが元気になる小冊子」No.1から小玉宏さんの言葉を紹介します。
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             勇者の石

 ネイティブアメリカンの言葉に『勇者の石』って言う言葉があります。
 人は生まれながらにして石を背負ってやってくるんです。一番軽いのは、子亀くらいの石です。
 子亀くらいの石を背負ってやってきた人は、この世で俗に言う成功者です。
 たくさんお金を稼いで、誰からもほめられて認められて、幸せな人生を送っている。
 それはね、ネイティブアメリカンの世界では、子亀くらいの石しか背負っていないと思われている。
 
 ところが、野生の猫くらいのを背負っている人もいる、もっと大きな石を背負っている人たちもいる。
 
 そして、最後に『勇者の石』っていうのがあるんですね。これはね、バッファローくらいの大きさの石なんです。
 その『勇者の石』を背負って生まれた人たちが、障がい者や、不治の病と闘っている人たちなんだそうです。
 それが、自分たちの世界で一番偉い人たちなんだ、って言うんです。
 だから、ネイティブアメリカンの世界では、障がいを持って生まれてきた人たちは神様なんですよね。
 もう、この世で一番最高の修行をしにやってきた。
 
 でもね、そんな話って、子どもたちは知らないんですよね。
 苦しみや悲しみは何で自分のところにやってくるんだろうって思っている。
 何で自分ばかり不幸なんだろうと思っている。
 「誰よりも早くあったかくなれるために、自分を選んでやってきているんだよ。オレはね、自分の人生から自信を持って言えるよ」って。
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  世の中には、信じられないくらいの困難の中からでも、希望を持って頑張っている人たちがいます。
 その人たちの書いた本などを読んだり体験を聞くと、自分も頑張らなきゃ!!と思います。 
 
 逆境を跳ね返した人たちの書いた本を読むことはあなたの財産となります。 

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