魂が震える話ブログから紹介します。
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さて、今日は「暗示が与える影響」というお話です。
暗示には、人の運命を変える大きな力があるようです。

 以下のお話をどうぞ。
暗示が運命を分けた二つの例を紹介しましょう。
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一つは貧民街から育ち、俳優として有名になったカーク・ダグラスです。
もう一つはカーク・ダグラスと同じ貧民街で育ったチャーリー・ウィリアムズです。

二人はほとんど同じ条件のもとで育ちました。
しかし、一方は有名になり、人生の成功者になりましたが、
他方のウィリアムズの方は飲んだくれで終わり、人生は開けませんでした。

二人を分けたのは何だったのでしょう。

二人が学校に通っていたころ、カーク・ダグラスは学校の成績も悪く、不良少年でした。
人生の目標も持たず、女の子の後ばかり追いかけていました。

けれども彼を変える出来事が起こりました。
一人の女先生が彼のクラスの担任になり、
学校の劇で彼に小さな役を演じるように言いました。
彼が選ばれる理由は何もありませんでした。

けれども女先生はカーク・ダグラスを選び、彼の劇をほめてくれたのです。
女先生は彼に「演技が上手だ」と言ってくれたのです。
その一言が暗示となって彼の人生を変えました。

彼は演劇の道を選び、ついに有名な映画俳優になりました。

チャーリー・ウィリアムズはカーク・ダグラスより一つ年上で、
学校の成績も良く、特に数学に優れていました。
十二歳の時、父の仕事の都合でロードアイランド州に一家で引っ越し、
貧民街の生活ともおさらばし、生活も豊かになりました。

ところが、彼の人生をおかしくする女教師の一言があったのです。
移った学校の担任の女教師が、チャーリー・ウィリアムズの鼻が大きいので、
いつもそれをからかったのです。
「チャーリー、どうしたの。鼻がじゃまをして宿題が読めないの?」
彼はそのため学校に嫌気がさして退学しました。

以後の彼の生活は不運の連続でした。
彼は女教師の言葉が暗示となって自分をどんどんマイナスに感じ始め、
ついに人生の最後にはニューヨークの浮浪者宿泊所で寝泊まりするだけの夢を失った浮浪者になり果てました。
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周りの人の一言は、このように強い暗示となって人の人生を支配することがあります。
(「夢を叶える人の人間学」七田眞 著 / 七田厚 監修 / Wonder Noteより)   
他者から受けた暗示によって、大きく人生を変えた二人の人物のお話でした。
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子供や部下に対して何気なく使う言葉が、
もしかしたら、その子の人生をも変える事になるかもしれません。
良い言葉や相手の可能性を信じて話す言葉は、良い方向に導くでしょうし、
悪い言葉や相手を否定する言葉は、きっと悪い方向に導いてしまうでしょう。

 

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