幸運といい、不運といい、それは後になって言えること。
 ただ、自分がよいと思うところを現実の条件から裏付けし、
 あとは勇を鼓して一歩踏み出すだけだ。

 これは昭和の実業家で東京急行電鉄(東急)の幹部を歴任し、東映の創業者である大川博さんの言葉です。
 大川さんは、事情があって、突然東急の社長が追放され代わりを務めたり、経営難になったプロ野球球団のオーナーに任命されたり、多額の債務(借金)がある会社の経営を任されたりしました。
 しかし、大川さんはそれを不運だとは思わなかったようです。
 なぜなら、自分に与えられた仕事や運命が、幸運をもたらすのか、それとも不運をもたらすかは、自分のやり方次第だと思っていたからです。
 他の人からひどい扱いを受けても、それを不幸とは思わず、自分のできる範囲で努力してみる。そうすれば不運だと思っていたことが、幸運をもたらしてくれるかもわかりません。

 あなたは今、自分の置かれている状況をどう思っていますか。

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