『心にズドン!と響く「運命」の言葉』
ひすいこたろう著から紹介します。
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写真家の橋本和典さんから、こんな話を教えてもらいました。

たとえば、同じくらい美しいモデルが二人いた場合。
同じレベルの二人ですから、どちらが選ばれるかは意見がわかれるところです。
でも、こういう場合、数十人、数百人と、できるだけ多くの人に
見てもらおうと、はっきり傾向が現れるのだそうです。
 最後に選ばれるのは、必ず感じのいいほうのモデルなんだとか。

感じがいいというのは、つまりはやさしさ、性格です。

写真だけで選んでも、やさしいほうの人が選ばれるなんて、
写真のどこかに、そのやさしさはちゃんと写っているのでしょうね。

ちなみに萩本欽一さんはこう言っています。
「僕は長いことテレビをやっていて、『あいつはうまいから使おう』
なんて話、聞いたことない。一番使われるのは、
『あいつはいいヤツだから使おう』っていう、この言葉が多いんですもん。
だとすると、演技なんかより性格を磨いたほうがいいよ。」

性格こそ、究極の才能のようです。
だから、人を蹴落とそうという思いがあるなら、
いくら頑張っても、逆に遠回りをすることになる。

技を磨こうとするより、心、魂を磨くこと、
人間として素晴らしい生き方をすることのほうが、
舞台に立った時の存在としては大きいと思うんです。
by森下洋子(バレリーナ)

運命は性格の中にある。
by芥川龍之介(作家)
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勉強をたくさんさせていてこんなこと言って申し訳ありませんが、
勉強だけでもいけませんよ。
心も大切ですよ。

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