志賀内泰弘さんのギブ&ギブメルマガの
『親孝行プロジェクト』から「親孝行大賞」
受賞作品を紹介します。

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「早い親孝行」

親孝行って大人になってやるものって漠然と思っていました。
例えば、我が子が親孝行してくれる時、自分は白髪のおばあさんになっているんだろうなって。
でも、我が子の親孝行はもっと早くやってきました。

我が家の長男長女は双子。
妊娠中も長く入院したし、未熟児で生まれて体も弱く育児が大変でした。
実家へ里帰りもできず、夫も仕事が忙しく途方に暮れるような子育てのスタート。
ただでさえ初めての手探り状態な上に、双子だからこその不自由も
たくさんあり泣きたくなるようなことも多かったです。

そんな状況も成長と共に落ち着き、
双子が小学生になって三人目を授かりました。
あんなに育てるのに苦労した双子が今度は妊娠中から大活躍。
大きなお腹で靴下に苦戦していると履かせてくれたり、
小さなお手伝いを進んでやってくれます。

赤ちゃんの誕生も大喜びでミルクをあげたり、抱っこしたり。
二人で争うようにかわいがってくれました。
感謝すると「お母さん、双子は大変だって言ってたけど
今じゃこんなに役にたつでしょ」と笑って答える二人。
ああ、こんなに早く親孝行してくれるんだと胸が熱くなりました。

その末っ子ももう4歳。今でもお風呂に一緒に入り、いつも遊び相手をしてくれています。
双子の親孝行のおかげで余裕をもって子育てができました。

子どもって存在するだけである意味親孝行してくれているのに、
それだけでなく手助けまでしてくれて本当にありがたいです。
私もその分、もっと子どもが笑顔になれるようサポートして
いきたいと思って日々過ごしています。
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「親孝行」と「子孝行」。
あなたができるのはどちらですか。

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