ひすいこたろうさんの名著「名言セラピー」から紹介します。
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精神科医の中井久夫教授は西洋医学を学び、患者さんを治療していました。
精神科の場合、一番悩むのが、患者さんがどうなったら
退院の許可を出していいのか、その判断基準だそうです。

そこで中井教授が苦心の末、考え出したのが
「精神健康の基準」

精神が健康のあかしといえるこの基準は、
入院病棟の看護師に配布されました。

精神科の患者がこの状態になれば、病気が快復したとして、
退院の許可を出すことにしたのです。

以来、この基準に合格した患者からは自殺者が出ず、
ちゃんと社会復帰できるようになっていったそうです。

中井教授が考えた「精神健康の基準」の一部はこうです。
・いやなことは自然に後回しにする能力
・出来たらやめておきたいと思う能力
・一人でいられる能力、また、二人でいられる能力も必要
・ウソをつく能力
・いい加減で手を打つ能力、意地にならない能力
・しなければならないという気持ちに対抗できる能力
・精神を無理に統一しない能力

あなたの読み違いではありません。

いい加減でやめる能力がない人は退院できないのです。
ウソをつけない人は退院できないのです。

いい加減とは良い加減のこと。

あなたは理想の自分に縛られすぎていませんか?
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今のああなたでいいんです。
まわり道してもいいから、のんびりボチボチやりませんか。

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