致知出版社のメルマガから紹介します。
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昔、シリアのある王さまが「人間は生まれた時に自分の言葉を持って生まれてくる」と信じ、
それを実験するために、全国各地から生まれたばかりの赤ちゃんを集め、
教育係に「お前たちは一切、言葉をかけるな。ただ黙ってミルクだけを与えよ」と命じました。
養育係は王さまの命令に背けませんから、言われた通り、黙ってミルクを与えました。
そうやって育てられた赤ちゃんはみるみるうちに衰弱し、全員が死んだといいます。

これは作家の三浦綾子先生から聞いた話です。
人間は単に生理的機能を満たされるだけでは生きられない。
言葉というものが、人間にとって、どれ程大切なものなのかということを、
この話は教えてくれます。

その意味で、言葉はまさに力です。
言葉には霊(たましい)が宿っている、といいます。
言葉はいのちを持っているということです。
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自分が話す言葉には「思い」をしっかりと込めて伝えたい。
そう思います。

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