松岡浩さんの「成形の功徳」から紹介します。
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「カレーライスを作れますか。カレーライスは、日本人の大好物です。
もちろん、自分で作った経験がありますよね。」と男性にたずねると、
多くの人は「ありません。と答えます。」
カレーライス作りには、仕事に役立つ大きなヒントが隠されています。
それは、段取りに始まり、刻む、炒める、煮るなど、完成までの過程で
多くの工夫がいるからです。
カレーライス作りを体験することにより、物事に対する工夫・知恵がわいてきます。
そして、何より、今までおいしいカレーライスを食べさせてくれた母親・妻に感謝する心が生まれてきます。
カレーライスと同様に、他の料理でも仕事に役立つ大きなヒントを得ることができます。
俗に言う、「体験に勝る学問なし」です。
現代の若者は、口は達者ですが、手足の使えない人が多いといいます。
入社試験にカレーライスづくりを実施して、その実践力を試すのも一案ではないでしょうか。

私は小学生のころから台所で炊事をしてきましたので、それがあらゆる場面で役立ってきました。
元京都女子大の小泉和子教授も「子供が炊事の手伝いをすることで、食べ物や動物についての
知識が増え、観察が深くなり、注意深く、賢くなり、手先が器用になり、頭が柔らかくなり、
美的センスが育つ」と述べておられます。
料理の中にはいろいろなヒントがあるわけです。
子どもだけではなく、大人もカレー作りに挑戦しましょう。
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あなたは料理を何品作れますか?

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