1月27日(土)に、授業参観と保護者対象講演会が行われました。
授業参観では、特に1年生は3クラスとも電子黒板を使用した授業を、また、3年生は受験対策授業を見ていただきました。今回もたくさんの保護者の方に来校していただきました。本当にありがとうございました。
保護者対象講演会では、「新大学入試制度について受験業界の現場から感じたこと」という演題で、「学びエイド」企画室長であり予備校数学講師の野田亮太さんにお話していただきました。
マスコミで取り上げられている新制度の説明とは違った切り口で、予備校講師の立場であり、様々な体験をしてきた視点で、時折関西弁を交えながら、わかりやすくお話いただきました。お話いただいたことのすべてを書くことができませんので、主なものだけを紹介します。
1 高校3年生の志願者で第一志望の大学に行ける生徒は100人に1人であることから、ほとんどの生徒が第一志望の大学を受けていない。
→ 行きたい大学を受けさせてあげたい。
2 大学入試新制度で、「主体性」「多様性」「協働性」という言葉が出てくるが、「自主性」という言葉に置き換えれば理解しやすい。
→ 現状の横に誰かについてもらって勉強する形ではなく、努力するベクトルを変えることで「高校3年間で自立して勉強する生徒」を見 抜く入試になる。
3 社会が変わっているので、大学入試が変わる。それに伴い、高校入試や中学入試も変わっていく。
4 AI(人工知能)の登場で、数十年後、「シンギュラリティ」(世の中が一瞬で変わるターニングポイントが起こること)が起こると考えら れている。
→ 「やったことないからできないという大人にならずに、それに自分で考えて対応できる大人を作っていく」ことが大学新入試制度の本丸である。
5 入試が終わった後、「ぼく(私)ほど頑張った者はいない」と言い切れたら本物である。
あっという間の80分間で、もっと聞いていたいと思える講演会でした。