以前、「なぜ、勉強するのか、という問いにどう答える?」ということで
作家・演出家の鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない』から紹介します。
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・・・・数年前、ツイッターで「なぜ勉強するのか?」という質問に対する親の答えが話題になっていました。

勉強をなぜするのか親に聞いた時に、コップを指して、
「国語なら『透明なコップに入った濁ったお茶』、
算数なら『200mlのコップに半分残っているお茶』、
社会なら『中国産のコップに入った静岡産のお茶』
といろいろな視点が持てる。多様な視点や価値観は心を自由にする」
というようなことを返された。

素晴らしい答えでした。
「多様な視点や価値観は心を自由にする」ということが、
「相対的に考える」ということです。

私たちは、苦しくなると、ものの見方が狭くなってきます。
「これをやるしかない」とか、「他にどうしようもない」と思いがちになります。
そういう時、他の文化を知っていれば、いろんな考え方、見方ができるのです。
それは、まさに「心を自由」にします。
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「心を自由」にするために勉強しましょう。

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