致知出版社のメルマガから紹介します。
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人生とは分岐点の連続
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『易経』という書物は、私たちが住むこの宇宙のメカニズムをとても明確に解き明かしてくれているのです。
それは「法則、定則」といっても良いでしょう。

その最たるものに「卦(け)の解釈」というものがあります。
卦(け)とは「易(えき)で占った結果あらわれる象(かたち)」とのことです。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」ということわざもありますよね。

ところがこの卦(け)の解釈には必ず二通りの解釈が成り立つようになっているのです。

 それは「もうひと苦労と安逸」の両方です。
「厳しい坂とたやすい坂」とも言えるし、神社などにある「男坂(急坂できついが時間がかからない)と
女坂(ゆっくりで楽だが時間がかかる)」と言っても良いでしょう。

すぐに二股道にさしかかり、またちょっと行くとまた二股がやって来ます。
人生とは分岐点が次々と来るものなんです。

どちらを選ぶかです。
結果はその道の選択にかかっているのです。 

つまり人生のコツこそここにあると言って良いでしょう。
その時の体力と心境の在り方によって、選ぶべきです。

厳しい道を選んだ方が結局は良い結果になるのですが、体力と心の充実が不足している時であれば、
大きな痛手(damage)を被ることになってしまいます。

人生は一瀉千里(いっしゃせんり)、猪突猛進(ちょとつもうしん)で突き進めば良いというものではありません。
かといって、いつも決心がつかず、ぐずぐずしてばっかりも良くない。

 人生は分岐点の連続、つまり山登りと同じで、厳しい坂、たやすい坂の繰り返しであり、
それを誰に言われることもなく、自分で決め、その分楽しむ為にあるものなのです。
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人は迷った時にはやはり楽な方に逃げてしまいがちです。
それではいけないんですね。

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