「魂が震える話」ブログから紹介します。
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今日は「“プレマックの原理”を乗り越える方法」というお話です。
以下のお話は、先延ばしを克服する秘訣になると思います。
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あなたは好きなおかずを先に食べる主義ですか?
それともあとの楽しみに取っておきますか?
アメリカでは子どもにこう注意するそうです。

「嫌いなものから食べなさい」
なぜそんなことを言うのか、理由を聞いて納得しました。

これは栄養バランスが偏るのを防ぐ工夫なのです。
嫌いなものだけ残して「もう、おなか一杯」と言わないように、
嫌いなおかずを食べ終えてから好物に手をつけさせる。

なかなかうまい作戦だと思いませんか。

この教えは「おばあちゃんの知恵」と呼ばれ、
アメリカ人の間に古くから流布しているそうですが、
実は行動科学的に見ても理にかなっているのです。

人間には、嫌いなことや苦手なことをあと回しにする傾向があります。
この行動原理を「プレマックの原理」と言います。
心理学者デイビッド・プレマックが見出したこの行動原理を、
アメリカのおばあちゃんたちは経験的に知っていたのでしょう。

嫌いなおかずを食べるのは苦痛ですが、
好きなおかずが待っていると思えば我慢できます。
「嫌いなものから食べなさい」というしつけは、プレマックの原理を乗り越える知恵だったのです。
(すごい「実行力」 / 石田淳 著 / 三笠書房より)
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まず①「やるべきことをリストアップ」して、
次に②「やりたい順に並べる」、
そして、③「やりたい順の最下位から手をつける」。

いちばんやりたくない仕事からやっていく方が、効率が良いそうです。
あとで楽しみが待っている方が、はかどるのものです。

作家の五木寛之さんは、
「楽しいことは長続きする。
好きなことは長続きする。
気持ちのいいことは長続きする。
そうでないことは、どんなに強制されても
結局は続かない」
と言っております。

自分の人生を振り返ってみても、楽しいことは夢中になって
時間を忘れるほどのめり込んだのではないでしょうか?

だからこそ、嫌な仕事はさっさと終わらせてしまい、
楽しんで仕事をした方がよいのです。

江戸時代の陽明学者、「中根東里 (なかね・とうり)」は、こう言います。
「きこりは山にとり、漁夫は海に浮かぶ。人、各々の業を楽しむべし」

意味は、「人それぞれふさわしい仕事があるのだから、自分の仕事を楽しんでやることが大事だ」ということです。

マザー・テレサも、「神にお仕えするためには、ごくありきたりな仕事を、
出来るだけ楽しく喜んで実行することです」
といいます。

楽しむことも、苦痛そうにすることも、自分で決めることができます。
嫌だと思っている仕事も、サクサクとこなしていく内に楽しめるようになるかもしれません。

楽しんで、苦手なことも克服していけたら良いですね♪

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