「宿題」より「ゲーム」を優先する子に“説教”は効果なし!
理性的な行動をとらせる“唯一の方法”とは
   ※  ※  ※  ※
文春オンラインに面白い記事が出ていましたので紹介します。
書籍『「しつけ」を科学的に分析してわかった小学生の子の学力を
「ほめる・叱る」で伸ばすコツ』より引用していました。
——————————

なぜ、子どもは何度も同じ失敗を繰り返すのか?

 子どもを叱ってイヤな気分になる。子育てをしていてたびたび訪れる瞬間だと思います。
生徒を指導していても叱らなければいけない場面はたくさんあります。
最初から完璧な行動ができる子などいません。
悪いところを指摘して、改善を促さなければいけないときは必ずあります。
しかし、子どもを叱ることで相手も自分もイヤな気分になるのは、できれば減らしたいもの。
特に残念なのは、同じ理由で何度も叱らなければいけないときです。

 人間はそう簡単に変われるものではありません。
あなたも、きっと同じ失敗を繰り返してしまったことはありますよね。
私にもあります。子どもであればなおさらです。
子ども自身も同じ失敗を繰り返したくないと思っているのに、またやってしまった…
これは仕方のないことです。
子どもの未熟さを受け入れてあげなければいけませんよね。

 しかし、そうではない場合もあります。
子ども自身が納得していないから、叱られても同じことを繰り返す場合です。
こうしたケースは、私たち大人の指導力不足にも原因があります。
子ども自身が納得して、自分から「良い行動をしたい」と思ってもらうこと。
これが、しつけの大きな目標です。
そのために最も大事なのが子どもへの正しい伝え方です。
正しい物事のとらえ方、正しい考え方、正しい勉強法など、
親としてお子さんに教えたいことはたくさんあるでしょう。
それを子どもに教える上で大事なのが、内容よりも伝え方なのです。

理屈ではなく、感情

 人は理屈ではなく、感情で動く生き物です。
正しいことを伝えたからといって、その通りには動いてくれるとは限りません。
ですから、何を伝えるべきかという知識とともに、
どう伝えれば子どもの気持ちをうまく乗せられるかというテクニックも
身につけておかなければいけないのです。

  また、それをうまく実践できるようになるためのアンガーマネジメントの
技術や親のマインドセットをあわせて身につけてください。
これらを習得したとき、お子さんが何度も同じ失敗を繰り返す
という悩みから解放されることでしょう。

【まとめ】

人は理屈ではなく、感情で動く生き物。
同じ失敗を繰り返さないようにするために、子どもの気持ちを
うまく乗せて納得させられる伝え方をしよう

※②に続きます。

校内連絡