告白

紹介文

本書は「河内十人切り」と呼ばれている、明治時代に大阪地方で実際に起こった大量殺人事件をもとに書かれています。「河内十人切り」とは、主人公熊太郎が弟分と共に起こした、浮気した妻と妻の母それから浮気相手の親族など約10人を殺害した事件です。

 テーマは「人はなぜ人を殺すのか」
 この重いテーマを主人公の生い立ちから大量殺人にいたった経緯を丹念に描いています。単行本で700ページ弱、文庫本で850ページのボリュームですが、一気に読ませる力があります。とくに、町田康独特の表現方法に戸惑いながらどんどん引き込まれていく。そんな小説です。そして、「他人に話が通じない」という苛立ちを、よくここまで描写できるなと感じました。
 芸人で芥川賞作家の又吉さんがすすめていた本です。本好きの人は挑戦してみてください。

詳細

  • 生徒★★★  保護者向★★
  • 告白
  • 町田康
  • 中公文庫 ¥1234