オーデュボンの祈り
紹介文
「この島には、大切なものが最初から欠けている」
江戸時代から世間を遮断した島に足りないものは何か。
コンビニ強盗に失敗した主人公はあるものが欠けた島で「未来を予言するしゃべるカカシ」「殺しを許された男」「うそしかつかない画家」等に出会う。
「しゃべるカカシ」がある日バラバラにされるが、未来を見ることができるのになぜ自分の死を阻止しなかったのか疑問をもつ主人公。
カカシの死と島に欠けている何かの真相を数日間追うファンタジーでありミステリー小説です。
この小説は私が高校生の頃何気なく書店で手に取った本です。特によく読む伊坂幸太郎さんの作品でBest3に入る本です。
「オーディボンの祈り」は伊坂幸太郎さんのデビュー作で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した作品でもあります。
平穏な始まりから最後に大どんでん返しが起きる作風が特徴である伊坂ワールドに虜になるかもしれません。 A.M
詳細
- 生徒★★★★ 保護者★★★★
- オーデュボンの祈り
- 伊坂幸太郎 (著)
- 新潮文庫 ¥767